田中の怠惰なトーラム計算攻略情報

装備強化に失敗すると、もう元には戻せません。慎重に、万全の対策を行いましょう。

穴あけは失敗しません。精錬も失敗しても装備はなくなりません。(魔法の金槌を使うとなくなりますので、魔法の金槌は使わないようにしましょう。)

しかし、装備強化だけは特別です。失敗すると装備が死にます。

なるべく、穴あけや精錬を行うよりも先に、装備強化を行いましょう。 （これは提案であるため、必須ではありません。）

理想の武器の強化方法は、１．装備強化、２．精錬、３．穴あけ、です。精錬は穴の数が少ないほうが成功率が向上するため、穴あけより精錬を先にするほうがおすすめです。

装備強化は確定を押さなければキャンセルが出来ます。 お目当てのプロパを目標のレベルまで振ることができるかどうか、をあらかじめ試しておきましょう。 また属性覚醒がある場合は、元々の属性の場合の消費潜在なのか、元々ではない属性の消費潜在なのか、を試しておきましょう。

サイトの計算結果には各ステップごとの残潜在が表示されています。 各ステップごとに必ず、実際の残潜在がサイトに表示されている残潜在と一致しているか確認しましょう。

何かがおかしいと思ったら、絶対に確定は押さずに、冷静になり、 誰かに確認するようにしましょう。 大半がケアレスミスのはずです。 サイトの計算ミスの確率は低いです。 まずはケアレスミスを疑いましょう。

クリティカル+〇とクリティカル+〇%は間違えやすいため、付与時にはご注意ください。 ASPDとASPD%は間違えやすいため、付与時にはご注意ください。 ATK%とMATK%は間違えやすいため、付与時にはご注意ください。 属性覚醒と属性有利の組を間違えやすいため、付与時にはご注意ください。

朝は寝ぼけているため、装備強化はなるべくやらないほうがよいです。 疲れているときは間違えやすいため、装備強化はなるべくやらないほうがよいです。

以下はすべて中級者である著者の意見です。
上級者の場合は意見が変わる場合がありますので、ご注意ください。
また、後述の通り、命中の反転は反転強化ではなく不確定強化であり、別の話です。

反転強化とは？(読み飛ばし可能)

装備強化で、プラスにしたいプロパティをあえてマイナスにすることを反転強化と言います。
装備強化の失敗時に稀にマイナスがプラスに反転することを狙ったものです。
非常に成功率が低い装備強化で、超上級者向けです。

反転強化で反転を狙うプロパティは戻り潜在が大きく、敵へのダメージを増やすことができる攻撃系プロパティを選ぶのが基本です。
そのため、体装備の装備強化で反転が有利となります。
なぜなら、武器の装備強化の場合は、攻撃系プロパティは戻り潜在が低いからです。
武器の装備強化の場合は、攻撃系プロパティがそもそも消費潜在が低いので、そのままプラスにつけて不確定を狙えばよいでしょう。

反転強化の具体例(体装備)

火属性に%有利 Lv.23,クリティカルダメージ% Lv.10,クリティカルダメージ Lv.20,STR% Lv.10
ATK% Lv.-14,MATK% Lv.-15,魔法貫通% Lv.-9,命中% Lv.-6

プラスプロパが全て成功し、ATK%が反転してプラス(ATK+1%以上の値)になれば成功。
表示成功率が76%の場合、実質成功率1.986%。
なお、最大値ATK+6%を狙う場合は実質成功率は0.331%。

反転強化って本当に強いの？(最大値が半減)

本題です。反転強化はリスクに見合うリターンがあるのでしょうか？
反転するプロパティで選ばれるのはATK%やMATK%です。
しかし、反転してプラスになってもその最大値は最大でも半分より1小さい値になります。
ATK-14%が反転した場合はATK+6%が最大です。
ならばATK+14%(もしくはATK+10%、11%以降は消費潜在が倍になるため)をそのままプラスに付けた方が強いのではないでしょうか？

反転が流行ったのは昔です。
昔は体装備の装備強化では、攻撃系プロパティの消費潜在が大きく、ATK%などはとても付与できませんでした。
そのため、ATK%はマイナスで付けて反転してプラスに持っていくことが流行りました。

しかし今は、スミススキルTier.4が解放されてからはプロパティは8枠上限となり、マイナスプロパティを3～4個付与することができるようになりました。
これにより潜在不足が大幅に改善され、体装備であってもATK%を付けられるほどになりました。
もちろん反転強化は、プロパティ次第では効果はあるかもしれませんが、昔ほど利点は多くはないと思われます。

反転強化って本当に強いの？(クリティカル率)

また、実際に反転をシミュレートしてみると分かりますが、ATK%をマイナスに持っていくと必然的にクリティカル率を付与しにくいです。(2025/6現在、8枠上限の場合。)
なぜならクリティカル率を付与すると、これは消費潜在が小さいプロパティなので、潜在が余り非常にもったいなくなるからです。
潜在が余っても良ければ付与できますが、反転は潜在を節約する手法なので、潜在を余らすのは反転の効果を半減させます。
そのため、反転を狙う場合はクリティカル率+30などをあきらめることになりますが、クリティカル率+30の恩恵は非常に大きく、 これを諦めてまで反転に固執することに本当に価値があるのかは議論が必要となるでしょう。

なお、最初に書いた通り、ここに書いたことはあくまで中級者の著者の意見です。
ATK%が実際の上限の半分より1小さい値でも問題がない場合や、クリティカルがすでに過剰にありスミス装備で補う必要がない場合など、個々の状況にも依存すると思います。
上級者や超上級者になると見える世界も変わるでしょうから、あくまで一意見としてこういう意見もあるのだと思ってお読みください。

命中の反転は別

なお、ATK%の反転ではなく命中の反転を狙う場合は、反転強化ではなく不確定強化だと認識しています。

ATK%の反転は反転しないと装備がゴミになりますが、命中の反転は反転した方が良いだけで、しなくても良いからです。
体装備なら命中はたいていの場合がマイナスに選ばれるでしょうし、命中の反転はデメリットがなくメリットしかないので、積極的に狙う価値のあるものだと思います。

個人的な意見としては、命中(HIT)は3上げると命中率が1%上がるのでダメージにそこそこ影響します。
HITの計算方法はLv+補正後DEXなので、命中-6%-22のマイナスプロパティだと最低でもHIT-40、つまり命中率-13%になります。
これを帳消しにするか、もしくはプラスに反転できればダメージはかなり向上するでしょうから、命中反転はかなり強いと思います。

ただし、以下の理由で命中(HIT)は軽視されがちです。ケースバイケースで命中は価値が低下します。

• トーラムではクリティカルであれば命中しなくてもMissが発生せずGrazeになる仕様があります。 Grazeは命中はするが安定率が低下するもので、慣れを与えられるためMissよりはるかに価値があります。 クリティカルさえ十分あればGrazeはするからHITは低くていいや、という人もいるわけです。
• ボスの回避(Flee)は難易度により爆発的に増えるため、MissやGrazeが増えてしまい、味方のHITをいくら上げても敵のFleeに足りない場合が出てきてしまいます。 難易度ルナやアルテや一部の高難易度などは、HITを盛っても意味がない場合があり、HITは低くていいや、という人も出てきます。

詳細はGamerch 命中率をご参照ください。

属性ダメの反転は別

ATK%の反転を目指さずに、属性ダメージの反転を目指す手法もあります。
属性ダメージは攻撃系プロパティのため、体装備では消費潜在が倍になります。
そのため、ATK%と属性ダメは両方とも攻撃系プロパティであり、反転を狙わずに両方を体装備に付与することはほぼ不可能です。
ATK%を普通に付けたうえで属性ダメの反転を狙うことは非常に有益です。

ただし、属性ダメージの反転の場合は、反転しなくても装備はゴミにはならないため、反転強化というよりは不確定強化に近いものかもしれません。
(呼び方の違いなだけですが…。また人によって解釈も異なるかもしれません。)

なお、反転強化とみなす場合は最後をLUCKで強化、不確定強化とみなす場合は最後をTECで強化することになります。

反転の基本と成功率の目標

詳細はとりぃのトーラムメモ＆検証 プロパ付与について-不確定および反転-をご参照ください。

反転が成功しやすい表示成功率については

反転が成功しやすい表示成功率(LUCK)

成功させたいプロパ数	表示成功率
3個	70.71%
4個	77.45%
5個	81.64%

です。表示成功率は上記の数字の±5%くらいを目指すのがよいでしょう。

例えば成功したいプロパティが4個、反転させたいプロパティが1個の場合は、72%～83%ほどの表示成功率を目指しましょう。
なお、匠の強化技術Ⅱも込みの数字です。

とりぃさんのブログは、Tier5の解放前の記事であるため、少しとりぃさんのブログの数値とは異なっています。
なお、最終成功率の計算は反転不確定シミュレータで計算ができます。

LUCK強化の注意点

また、最後はLUCKで強化することになるため、LUCK強化ができない付与手順だと反転強化はできません。
具体的には最後の強化にマイナスプロパティが含まれる場合はLUCK強化はできません。
なぜなら、LUCKだとマイナスプロパティにした時の戻り潜在が非常に少なくなってしまうためです。

繰り返し作業の効率化

また、それ以外に繰り返し装備強化を行うことになるため、マイナスプロパを弄ってなるべく消費素材を節約したり、 装備強化の手順を少し変更して強化手順のステップ数を減らしたり、など繰り返し作業をなるべく効率化できないか工夫して行うとよいでしょう。

例えば消費素材は命中Lv.-16だと薬品67,320ptも必要ですが、命中Lv.-15に節約できれば55,800ptに減らせます。 固定値から割合に変更して命中%Lv.-6に変更できれば8,190ptに節約できます。
このように消費素材はレベルの3乗で増加するため、レベルを低く抑えることができれば消費素材はぐんと減らすことができます。
もちろんこのような節約をした場合、成功率は減少してしまいますが、反転強化は目標とする成功率が決まっているため、その範囲になるように微調整する際にこのような工夫を施すことができないか検討します。

また、強化手順は場合によっては1ずつ付与を2ずつ付与に変更出来ないかを確認したり、成功率を少し犠牲にする代わりに手順を減らす手法があります。
手順が少ないほど時間の節約になり、ミスも発生しにくくなります。
これも成功率を犠牲にしてしまうため、あくまで成功率の調整時の工夫となります。
ただし、1ずつ付与を2ずつ付与にできないかどうか、はペナルティが低い場合には成功率を低下させずに実施出来る場合があります。

なお、これらの成功率の微調整は十分な知識がある場合に自己責任で実施するようにしてください。
変更した場合は当サイト 装備強化(手動)から表示成功率が期待通りであるかを確認するようにしてください。

かなり上級者向けの内容になります。

反転したいプロパティの上限が奇数の場合、マイナスにした際にMAXを選ぶのではなく、MAXに最も近い偶数を選ぶ方が反転の成功率は上昇します。

例えば、ATK%の反転を狙うとします。
2025/6時点での最大レベル300の場合、ATK%のMAXは-15%です。 しかし、MAXを選ばずに偶数の-14%にした方が反転の場合は有利になります。

なぜなら、反転時の最大は上限の半分より1小さい値までであるため、-14%でも-15%でも反転最大は+6%です。 しかし、抽選数は6/21が6/22となり、-15%の方が反転の成功率が下がってしまいます。

確定強化、反転を狙わない不確定強化、の場合は気にしなくて良い内容となります。

また、ATK%の反転を狙う場合は、ATK%とMATK%を両方ともマイナスにする場合が多いと思いますが、偶数にした方がよいのは反転を狙う方だけです。

ATK%だけでなく、MATK%や属性ダメージの場合も同様です。